いわずと知れた、選挙カーに乗り、選挙候補人の応援をするのが仕事。
時給2000円というのはとにかくおいしい。 そこに目をつけて安易に飛びつくと、あとがきつい。 かなりの体力消耗、精神鬱病、疲労困憊の抜け殻となってしまう! まずネックなのが、選挙期間。 最低でも2週間は他の予定はいれられない。 もちろん、彼氏とデートなんて二の次。 開始時間も早く、朝8時から仕事開始。 夜は8時くらいまで議員候補の秘書まがいのことも頼まれることもある。 仕事中は人扱いされない、精神的苦痛も大きい! さらに選挙カーで応援アナウンスだけが仕事ではなく、事務所戻って、チラシ作りの手伝いやポスト投函。 街中で観客を装うサクラに変身して声をかけたり拍手をしたり、 選挙スタッフへのお茶だし、弁当手配なども率先しないといけない。 一番注意しなくてはいけないのは、選挙カー内でのセクハラも注意しつつ(笑)、 ウグイス嬢の命というべき、喉の調子。 どんな場所でも笑顔で、明るい声質をキープ。 人がいなくても、 「ご声援ありがとうございます」 ガキンチョがいたら 「かわいいご声援ありがとうございます」 おじーおばーがいたら 「的確なご指示ありがとうございます」 (どうみても80歳以上だぞ!!!) ありがと星人に変身するのが、ウグイス嬢なのである。 もちろん、原稿は丸暗記。 状況に応じて、街中の人とのキャッチボール会話もいれるという柔軟さが必要なのだ。 嫌みなじじいやばばあに愛想よくしなくてはいけない。 うるさいーって怒鳴られることもある。 凹むのは1分間に60回。 これで1日2万円も届かないのだから、ある意味、かなりきつい。 ただし、やりがい度は100%といっていいだろう。 候補が当選したら、200%といっても過言ではない。 10日から2週間、同じメンバーで一致団結、ひとつの目標に突き進んでいると、いつのまにかチームワークが結束されているのだ。 それはまるで、体育会系の部に参加しているような気分である。 よく、テレビ中継で「エイエイオ!」とか「万歳万歳万歳~」と同じ格好をした人達が騒いでいる。 まさにあのノリ。あれは決しておかしいのではない。 あの熱を帯びたような場面では、恥ずかしいという気持ちはなく、 候補者を神様のように崇め奉り、崇拝しているのだ。 一歩間違えれば、危ない信仰宗教だけど。 とにかく、高時給で華やかなイメージのあるウグイス嬢業務。 その実態は体育会系の肉体職で、人一倍気を使わなければいけない、労働職である。 もうひとる付け加える厄介ごともある。 誰もが選ばれるわけでもない。 候補者の好みが優先されるし、なにより若さを求められる。 それこそ、セクハラと訴えたいこともあるけれど、こればかりは需要と供給。 プチ整形か、ダイエットしてナイスボディをもつか お肌ぷりぷりにするかという努力は必要となる。 しかも年齢制限が設定されていることも多いので、 年齢詐称するときは、きちんと西暦と干支、 時代時代の話題話はきちんと覚えておくべきである。 時給 2000円 拘束時間 10時間/日(休憩2時間) 支払い額 16000円/日 やりがい度 ★★★★★ 鬱憤度 ★★★★★ 用意しておいて損のないもの 喉スプレー/喉飴/ドリンク/タオル/日焼け止め/化粧道具 ↑ポチっと押して、次の仕事見つけよう!
by workingpoor
| 2007-05-23 12:07
| 対人仕事
|
ファン申請 |
||